あしかメディ

MENU

あしかメディ

2023年4月から化学防護手袋の着用が
義務化されています



化学防護手袋とは

化学防護手袋は、有害な化学物質のばく露による皮膚障害や経皮吸収による健康障害から作業者を防護するために使用する 手袋です。 使用されている材質により、防護性能、作業性、機械的強度等が変わるため、対象とする有害な化学物質を考慮して作業に適し た化学防護手袋を選択する必要があります。
化学防護手袋の性能等については、JIS規格(JIS T 8116)で規定されています。



労働安全衛生規則等の一部を改正する省令(厚生労働省令第91号)

化学防護手袋の着用義務化について
化学物質による労働災害を防止するため、労働安全衛生規則等の一部を改正する省令(厚生労働省令第91号)が令和4年 (2022年)5月31日に公布・施行されました。
取り扱う化学物質の有害性に応じて、事業者が労働者に適切な保護手袋(化学防護手袋)を使用させるよう改正されました。



topimg

詳しくは以下をご参照ください
● 厚生労働省令第91号(令和4年5月31日)
● 基発0531第9号(令和4年5月31日)
● 基発0704第1号(令和5年7月4日)(令和5年11月9日一部改正)



耐透過性

化学防護手袋の耐透過性                 耐透過性の分類
化学防護手袋について規定しているJIS T 8116 では「透過」 について「材料の表面に接触した化学物質が、吸収され、 内部に分子レベルで拡散を起こし、裏面から離脱する現象」 と定義しています。
耐透過性はJIS T 8116 で規定されている耐透過性試験 (JIS T 8030)に基づき化学物質に対する平均標準破過点 検出時間を求め、次の「耐透過性の分類」によりクラス1 から6に分類されます。
クラスの数字が大きいほど、当該化学物質に対する耐透過性が優れています。







当社製品 ぺバラブ化学防護手袋のご紹介













ぺバラブ化学防護手袋6つの特長
化学物質の透過防止を目的としたインナー手袋です。
左右兼用タイプです。
化学物質の透過防止に適合した 5 層構造のフィルムを使用しています。
多層でありながら薄手(厚さ50μm)で、作業性を考慮しています。
肘を覆うことが出来るほど長いロングタイプ形状により防護範囲を
広く
しています。
手袋シール部分(接合部)にダブルシールを採用し透過に対するリスク
考慮しています。





耐透過試験結果

※1: 透過速度が標準透過速度0.1μg/cm2 minに達する時間

試験方法:JIS T 8116(JIS T 8030 A 法)
上記表は当社が外部試験機関に提出した本商品の素材に関する試験結果です。結果は当社が提出した素材の耐透過性能だ けを示すもので、手袋としての物理的強度を示したものではありません。





材 質 : 5層ラミネート構造フィルム(表面素材PET)
サイズ : フリーサイズ(掌部の幅103mm×長さ630mm×厚さ50μm)
接合部 : 熱溶着
特 徴 : ダブルシール構造



使用上の注意

ご使用の前に必ず次の記載事項を読み、正しくお使いください

1. 本品はインナー専用手袋です。必ずインナー手袋として使用し、アウター手袋は別途ご用意ください。

2. 上記の耐透過性クラスを参考に、作業に対して余裕のある使用可能時間をあらかじめ設定しご使用ください。 化学防護手袋に付着した化学物質は透過が進行し続けるため、作業を中断しても使用可能時間は延長しないことに留意 してください。 また、乾燥、洗浄等を行っても化学防護手袋の内部に侵入している化学物質は除去できないため、使用可能時間を超え た化学防護手袋は再使用しないでください。

3. 化学防護手袋とその他の手袋を二重装着した場合でも、化学防護手袋は使用可能時間の範囲でご使用ください。

4. 化学防護手袋を着用する前には、その都度、傷、孔あき、亀裂等の外観上の問題がないことを確認いただくとともに、 手袋の内側に空気を吹き込むなどにより、孔あきがないことを確認ください。

5. 化学防護手袋は爪等の内部要因によって亀裂が入る可能性があります。作業者は爪を適切に手入れし、着用前には手を 洗い汚れを落としてください。

6. 一度でも磨耗、突刺し、引裂き、切創等の外的ダメージを直接受けた、又はそのおそれのある化学防護手袋は、たと え外観に損傷がなくても交換してください。

7. 手や腕にかぶれやかゆみ等が生じたら、使用をやめ、すぐに手を洗い、必要に応じて医療機関を受診してください。

8. 化学物質が袖口から侵入する可能性がある場合は、作業に応じて袖口を不浸透性のテープで止める等の対応をしてください。

9. 化学防護手袋を脱ぐときは、付着している化学物質が、身体に付着しないよう、化学物質の付着面が内側になるように 外し、取り扱った化学物質の安全データシート(SDS)、法令等に従って適切に廃棄してください。

10. 化学防護手袋を保管する際は、次の点に留意してください。
  ア. 直射日光を避けること。
  イ. 高温多湿を避け、冷暗所に保管すること。
  ウ. オゾンを発生する機器(モーター類、殺菌灯等)の近くに保管しないこと。